HSKとは、中国の教育部(日本の文部科学省に相当)が設けた「漢語水平考試」の発音(Hanyu Shuiping Kaoshi)の頭文字の略称で、中国語を母国語としない中国語学習者のための唯一・公認の中国語能力認定標準化国家試験です。
中国への大学本科入学へのパスポート的存在。中国の大学に正規留学を希望し、学歴教育をうける際に、要求される中国語能力の証明となります。
HSK日本事務局
住所:〒560-0021 大阪府豊中市本町5-1-1教育センタービル2階(社会法人日本青年育成協会内)
電話番号:06-6857-3397
FAX番号:06-6843-1119
URL:http://www.jyda-ie.or.jp/hsk/top.htm
Mail:hsk@jyda-ie.or.jp
| 1級 | 100~154点 | 基礎(低)中国語能力を有し、簡単な語句の理解や意識の表現ができる。日常会話や学習活動における初歩的な交際能力を有する。およそ600前後の中国語常用語とこれに相応する文法項目をマスターしている学習者がこのレベルに達することができる。これはまたHSK基礎C級証書の取得レベルでもある。 |
|---|---|---|
| 2級 | 155~209点 | 基礎(中)中国語能力を有し、日常生活や一般交際に必要な基礎中国語能力。HSK基礎B級証書の取得レベルでもある。 |
| 3級 | 210~300点 | 基礎(高)中国語能力を有し、中国の大学の理、工、農、西洋医学の本科に留学する最低限の中国語能力レベルです。HSK基礎A級証書の取得レベルでもある。HSK初等C級レベルにも相当する。 |
| 4級 | 189~225点 | 初級(中)の中国語能力を有し、HSK初等B級証書を取得できる。一般的に1年間の語学留学で到達できる良好なレベルとされる。 |
| 5級 | 226~262点 | 初級(高)の中国語能力を有し、HSK初等A級証書を取得できる。一般的に1年間の語学留学で、到達できる優秀なレベルとされる。 |
| 6級 | 263~299点 | 中級(低)の中国語能力を有し、HSK中等C級証書を取得できる。このレベルは中国の文科系(文、史、考古、中国伝統医学など)大学の学部入学最低基準に達している。一般的に2年間語学留学した者が、最低限達しておくべきレベルとされる。 |
| 7級 | 300~336点 | 中級(中)の中国語能力を有し、HSK中等B級証書を取得できる。一般的に日常会話をほぼ自由にこなせ、中国語で責任ある仕事をしたいなら最低必要とされる語学力レベルと言える。 |
| 8級 | 337~400点 | 中級(高)の中国語能力を有し、HSK中等A級証書を取得できる。一般的に、2年間の語学留学で到達できる優秀なレベルとされ、実用的な中国語能力を充分に持っていると評価される。 |
| 9級 | 280~339点 | 高等(低)の中国語能力を有し、HSK高等C級証書を取得できます。一般的に日常会話を自由にこなせ、中国語で責任ある仕事を担当する必要とされる語学力(低)と言えます。 |
| 10級 | 340~399点 | 高等(中)の中国語能力を有し、HSK高等B級証書を取得できます。一般的に日常会話を自由にこなせ、中国語で責任ある仕事を担当する必要とされる語学力(中)と言えます。 |
| 11級 | 400~500点 | 高等(高)の中国語能力を有し、HSK高等A級証書を取得できます。一般的に日常会話を自由にこなせ、中国語で責任ある仕事を担当する必要とされる語学力(高)と言えます。また、中級翻訳能力を有することとされます。 |
HSK基礎(1級~3級)
HSK基礎試験は、基礎の中国語レベルを有するもの、つまり、100~800時間の現代中国語教育を受けて400~3000語の常用語及びそれに相応する文法知識をマスターした学習者に適しています。試験内容はリスニング・文法・読解の3つのセクションに分けて受験者が同一の試験問題に取組み、トータル140問300点満点で総合的な中国語活用能力を測定します。
HSK初中級(3級~8級)
HSK初中等は、初中等の中国語レベルを有する者、つまり、400~2000時間の現代中国語教育を受けて2000~5000語の常用語及びそれに相応する文法知識をマスターした学習者に適しています。試験内容はリスニング・文法・読解・総合穴埋の四つのセクションに分け受験者が同一の試験問題に取組み、トータル170問(試験時間145分)400点満点で総合的な中国語能力を測定します。
HSK高等(9級~11級)
HSK高等は、高等の中国語レベルを有する者、つまり、3000時間またはそれ以上の現代中国語の教育を受けて、5000語以上の常用語(甲、乙、丙、丁級の常用語)及びそれに相応する文法知識をマスターした学習者に適しています。
2009年9月よりHSK基礎試験が中止となります。
HSK入門級試験についての情報は、こちらをご覧ください。
注意
中国国家漢語水平考試委員会は試験後60日前後にHSK成績表と「HSK証書」(証書取得基準に未到達の場合は成績表のみ)を発行し、各試験実施委員会事務局宛にまとめて送付します。HSK日本事務局では、到着を確認後、受験者ご本人に郵送します。
HSK証書の効用
HSK証書と成績の有効期間
「漢語水平証書(HSK証書)」は、長期間有効です。HSK成績表は、外国人留学生が中国の大学に入学するための証明としては、その有効期間は受験日から起算して2年とする。
基礎
リスニング試験
リスニング試験は3つの部分から構成されています。
第一部(15問):問題文は2回放送されます。
第ニ部(15問):問題文は2回放送されます。
第三部(15問):問題文は1回しか放送されません。
HSK基礎のリスニング試験は主に、受験生が普通話で行われる対話、疑問文、事物の描写を聞取れるか、また出会い、紹介、お祝い、別れなど簡単な日常会話の理解度を測定します。録音テープの速度は通常より少しゆっくりとなっています。大体1分間 120~170字。出題後の解答時間は16~20秒。
文法試験
文法試験は2つの部分から構成されています。
第一部(20問):語義の組合せと文法規則の理解を主にテストします。
第ニ部(20問):常用される機能語(主語、述語、目的語、定語、 状語、副詞、介詞、助詞など)及び“把”や“被”を 使う特殊文の理解状況を主にテストします。
読解試験
読解試験は2つの部分から構成されています。
第一部(20問):穴埋問題です。文脈から語義の正確な理解をテストします。
第ニ部(30問):長さ、テーマ、形式の異なった読解用文章で文章の意味理解と文章全体の読解力をテストします。
初中等
リスニング試験
リスニング試験は3つの部分から構成され、問題文は1回しか放送されません。リスニング試験は主に、普通話で行われる日常会話、短文、一般的なテーマのスピーチなどの基本的な意味を理解できるかをテストします。録音速度は大体1分間170~220字。出題後の解答時間は15~20秒。
文法試験
文法試験は2つの部分から構成されています。解答時間は1問あたり約40秒。文法試験の目的は、主に受験者が共通語の文法構造をどの程度マスターしているかをテストします。具体的には、
1).よく使われている量詞、副詞、介詞、連詞、助詞などの使い方
2).動詞、形容詞及び名詞の重ね型
3).主な補語、定語、状語の使い方
4).語順、比較表現、疑問の表現、熟語と連語、複文など
読解試験
読解試験問題は2つの部分から構成されています。第一部の15問は、受験者が語彙の意味をどの程度理解しているかをテストします。第ニ部の35問は、それぞれのテーマ、形式、長さ、難易度の異なる文章を与えられ、受験者の読解力と読む速度を測定します。読解速度は一般的文章で1分間150字、比較的複雑な文章で1分間120字が求められています。1問あたりの解答時間は約70秒。
総合穴埋試験
総合穴埋試験は2つの部分から構成されています。第一部の24問は、語彙選択穴埋問題です。さまざまな異なった用途に用いられる総合的題材の文章を選び、各文にいくつかの空欄を設けます。各空欄に4つの選択項目があり、文脈からみて最も適切な1つを選び、空欄を埋めます。目的は受験者の中国語の語句運用の総合的能力を測定します。第ニ部の16問は漢字記入穴埋問題です。手紙、通知、招待状などよく使われている実用文から文章を選び、各文の中にいくつかの空欄を設けて、文脈から各空欄に最も適切な漢字1字を当てはめます。言葉の総合的な運用能力と漢字の書写速度を測定します。各問の平均解答時間は約45秒です。
高等
HSK高等試験は総合問題、作文、口頭試験との3つの独立した部分からなっています。また、第一部分の総合問題にはさらにリスニング、読解、総合表現の三つのセクションがあります。試験時間はトータルで155分間です。
総合問題試験:(問題数 120問 試験時間 105分)
休憩:10分間
作文試験:(要求文字数 400~600漢字 試験時間 30分間 )
口頭試験:
試験時間 20分間(準備時間 10分間、実施時間 10分間)
試験内容:①文章朗読:約2分 ②口頭試験:2問(1問あたり、約3分)
注意:
口頭試験は録音の形式で行い、テープに録音します。