中国語文法大全
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第一章 品詞
「形容詞の分類及び特点」
1.表す功能によって、状態形容詞と性質形容詞に分ける。
(1)状態形容詞:事物の状態を表す。
(2)性質形容詞:事物の性質を表し、単音節の形容詞と一般的な双音節の形容詞を含む。
2.文の成分によって、一般形容詞と非述形容詞に分ける。
(1)一般形容詞:大多数の形容詞は一般形容詞で、述語、連体修飾語、連動修飾語或いは補語とすることができる。
一般の形容詞の文法の特点:
A、述語とする:
B、連体修飾語になる時:名詞の性質を持つ単語を修飾する。主に主語と目的語を修飾する。「連体修飾語+(的)+名詞」の構造がよく使われる。
C、連動修飾語になる時:動詞の性質を持つ単語を修飾する。主に述語を修飾する。「連動修飾語+(地)+動詞」の構造がよく使われる。
D、補語になる時:動詞、形容詞の後に付けて、補足説明をし、「動詞、形容詞+補語」の構造がよく使われる。
(2)非述形容詞:一般的に連体修飾語としてしか使わない、述語、連動修飾語或いは補語とすることができない。
非述形容詞の文法の特点:
A、非述形容詞は一般的に述語になることはない。
B、一般的に名詞を修飾して、連体修飾語になる。
C、"的"が後ろに付くと名詞となり、文の主語或いは目的語になる。
D、多くは「非」を用いて否定し、「很」を使って修飾できない。
注意:
一部の形容詞は、ほかの品詞でもあり、そのときの意味も違ってくる。
1.形容詞は目的語をとらない。
2.性質形容詞は一般的に程度副詞に修飾される。形容詞の重ね型は程度副詞に修飾されない。また、状態形容詞は自分自身も程度深い意味をもっているため、程度副詞に修飾されない。
3.形容詞或いは形容詞構造は述語になる
(1)形容詞は文で述語として、人或いは事物の性質、状態を表す。主語と形容詞述語の間に「是」を使わない。
(2)性質形容詞は述語になるとき、一般的に程度副詞或いは「了」、「起来」を付けて、事物の性質と状態、またはその性質と状態が変化したり発展したりするのを表す。比較、対比の意味を持っている時、単独的に述語にすることができる。
(3)形容詞の重ね型は単独で述語となる場合、文末によく「的」を付ける。
4.形容詞の否定形式
(1)性質、状態を否定するとき、一般的に「不」を使い、「没」を使わない。
(2)ある性質或いは状態の変化を否定するときは「没」を用い、よく副詞「还」或いは語気助詞「呢」と一緒使われる。
1.連体修飾詞になる時:名詞の性質を持つ単語を修飾し、よく「形容詞+(的)+名詞」の構造を作る。
(1)単音節の形容詞は連体修飾詞になる時、一般的に「的」を用いない。
注意点:「多」「少」は一般的に単独で連体修飾詞にならない。
(2)双音節の形容詞は連体修飾詞になる時、一般的に「的」を用いる。(例外の固定的な表現を除いて)
(3)形容詞の重ね型は連体修飾詞になる時、一般的に「的」を用いる。
(4)形容詞の構造は連体修飾詞になる時、一般的に「的」を用いる。
2.連動修飾語になる時:動詞の性質を持つ単語を修飾し、よく「形容詞+(地)+動詞」の構造を作る。
(1)単音節の形容詞は連動修飾詞になる時、一般的に「地」用いない。
注意点:連動修飾詞になれる単音節の形容詞は多くない。しかも、一般的に単音節の動詞しか修飾しない。
(2)双音節の形容詞は連動修飾詞になる時、一般的に「地」を使う。
(3)形容詞の重ね型は連動修飾詞になる時、一般的に「地」を付ける。単音節の重ね型の形容詞は、どちらでもかまわない。
(4)形容詞の構造は連動修飾詞になる時、一般的に「地」を付ける。
3.補語になる時:述語を補充説明して、よく「動詞+(得)+形容詞」の構造を作る。
(1)性質を表す形容詞は単独で結果補語になれる。
(2)形容詞は単独で程度補語になる時、よく比較の意味を含む。
(3)形容詞は程度補語になる時、もし比較の意味がないなら、一般的に程度副詞を加える。
(4)形容詞の重ね型は程度補語になる時、よく「的」が付く。