中国語文法大全
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第一章 品詞
「概数」
大体の数を表す。
1.数詞連用
二つの数詞を連用すれば、概数を表す。
⑴数の並び方は普通小さい方から大きい方へ並ぶ。
注意
⑴九と十、十と十一は連用できない。
「一两」*は「一二」とは言えない。「两三」は「二三」とは言えない。
⑵「三两」、「两三」、「三五」、「一两」は数量が少ない事を表す。
*「一两」、「两三」は二種類の用法が有る:「一两」或いは「两三」の意味を表す;数量が少ない事も表す。
⑶「百八十」は八十から百の間を表す。
1.「左右」と「前后」
大体の時間概念を表す。左右は時間点にも使え、時間段階にも使える。前后は時間点しか使えない。名詞の後ろに使える。
左右 | 前后 | |
用法 | 時間点、時間段階+左右 | 時間点、名詞/動詞+前后 |
例文 | 時間点:一点左右 九号左右 八月左右 時間段階:一个月左右 三个月左右 春节左右× 暑假左右× |
時間点:一点前后 九号前后 八月前后 名詞/動詞:春节前后 暑假前后 一个月前后× 三个月前后× |
注意
(1)「前后」は時間段階の詞の前に使え、概数を表せない。最初から最後までの時間段階を表す。
(2)始めと終わりが有り、または確定の時間段階が有る場合「左右」を使わない。
3.「左右」と「上下」
「上下」は大人の年齢によく使う。時間や距離には使えない。「左右」は年齢とともに、時間と距離にも使える。
4.「二」、「两」と「俩」
⑴「十」の前に「span class="zh_font" lang="zh">二」しか使えない。「百」、「千」、「万」、「亿」は数列の真ん中に有る場合、普通は「二」を使う。頭の場合は、「百」の前に「二」も「两」も使える。「千」、「万」、「亿」の前に「两」しか使えない。
⑵一般の量詞の前に「两」を使い、「二」が使えない。一般度量衡単位量詞の前に「二」も「两」も使える。
⑶「两」は数量が少ない事を表せる
⑷「俩」は「两个」の意味が有って、後ろに量詞を使わない。
5.「半」の使い方
⑴「半」の前に整数を表す数詞が有る。文型:「数詞+量詞+多+名詞」
⑵「半」の前に整数を表す数詞が有る。文型:「半+量詞+名詞」
6.「把」を「百」、「千」、「万」と有る量詞の後ろに置き、基数を使わなくても「一」の意味を表す。
7.「多」と「来」の使い方
⑴前の数詞より数が多く、概数「多」で表せる。
A.「数詞+量詞+多+名詞」(数詞は十より小さい整数で、量詞は連続量詞である。)
B.「数詞+多+量詞+名詞」(数詞は十より大きい整数で、1の位は0で、量詞は各種の量詞である。
C.「数詞+量詞+多+名詞」(数詞は十より大きい整数で、1の位は0ではなく、量詞は連続量詞である。
⑵前の数詞が表す数量に近づく、概数「来」で表せる
A.「数詞+量詞+来+名詞」(数詞は十より小さい整数で、量詞は連続量詞である。)
B.「数詞+来+量詞+名詞」(数詞は十より大きい整数で、1の位は0で、量詞は各種の量詞である。
⑶数詞「十」と「多」、「来」
A.名量詞を表す事物が分かれる場合、以上の四種形式で表せる。名量詞を表す事物が分かれられない場合は「十+来+量詞+名詞」或いは「十+来+量詞+名詞」の二種類の形式で表す。
B.動量詞は普通「十+来+量詞+名詞」或いは「十+多+量詞+名詞」の二種類の文型を使う。