司馬炎

分類:三国志

司马炎

[sī mǎ yán]

訳) 司馬炎

部首:
画数:
2

【代名詞】 司馬炎

司馬炎(236~290)
  字は安世。西晋の初代武帝(Wudi)。廟号は世祖。在位265~290。河内郡温県の人。司馬昭の長男。司馬懿の孫にあたる。咸煕二年(265)に司馬昭が没すると、晋王および相国の位を継いだ。同年の十二月に魏の元帝から禅譲を受け、帝位に就いた。国号を晋とした。魏が宗室を圧迫して皇室を孤立させた失敗を考慮して、親族に大封を与えた。羊祜を荊州に派遣して、呉の陸抗に対抗させた。また王濬に益州で水軍を整備させた。羊コが没すると、杜預に代え、賈充を大都督として二十万の兵を南征させた。太康元年(280)、王濬に石頭城を攻めさせて、呉主・孫晧を捕らえ、天下は統一された。地方の武備を縮小し、屯田を廃して占田・課田法を制定した。また税制として戸調式を発布。九品官人法をさらに整備した。晩年になると、後宮に美女一万人を集め、女色に溺れたという。


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