【代名詞】 司馬熾

司馬熾(284～313)
　　字は豊度。西晋の三代懐帝(Huaidi)。在位306～311。武帝（司馬炎）の二十五男。太煕元年(290)、豫章郡王に封ぜられた。八王の乱のときは、交遊もたえてせず、世事と関わらなかった。はじめ、散騎常侍をつとめた。永興元年(304)、鎮北大将軍・都督鄴城守諸軍事に任ぜられ、皇太弟に立てられた。光煕元年(306)に即位したが、東海王司馬越に政権を握られた。永嘉五年(311)、漢将の劉曜が洛陽を陥落させたため、捕らえられて平陽に連行された。漢により会稽公に封ぜられた。七年(313)、漢主劉聡が宴会を開くと、青衣を着て酌をさせられた。まもなく殺された。