曹爽

分類:三国志

曹爽

[cáo shuǎng]

訳) 曹爽

部首:
画数:
7

【名詞】 曹爽

曹爽(?~249)
  字は昭伯。沛国譙県の人。曹真の子。魏の明帝のとき、散騎侍郎となり、累進して大将軍・都督中外諸軍事・録尚書事に上った。明帝の遺詔を受けて、司馬懿とともに曹芳を補弼した。曹芳が即位すると、侍中を加えられ、武安侯に封ぜられた。専権を握るべく、司馬懿を名誉職の太傅にまつりあげ、兵権を奪った。諸弟を侍従として兵を掌握させ、何晏らを腹心として据えて、朝政を専断した。正始五年(244)、大軍を率いて駱谷から蜀に侵入したが、険阻な地形に阻まれて多くの軍衆を失った。十年(249)、帝に従って高平陵に参拝したとき、司馬懿が皇太后の令を受けたと称して洛陽の武器庫を占拠し、曹爽の罪状を並べ立てた上で城門を閉ざしたが、曹爽は成すすべなく屈服し、捕らえられて一族郎党もろとも処刑された。


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