司馬懿

分類:三国志

司马懿

[sī mǎ yì]

訳) 司馬懿

部首:
画数:
2

【名詞】 司馬懿

司馬懿(179~251)
  字は仲達。晋の宣帝と追尊された。河内郡温県の人。司馬防の次男。建安十三年(208)、曹操に招かれたが、はじめ病を理由に拒絶していた。強引に招聘されて任官し、文学掾に任ぜられた。のち丞相主簿に転じた。二十年(215)、曹操が漢中を奪うと、蜀を征討することを進言したが、取りあげられなかった(「望蜀」の故事)。二十四年(219)、関羽が樊城を囲んだとき、呉と連合する策を進言して成功させた。魏に入って、黄初七年(226)に文帝(曹丕)が崩ずるとき、曹真・陳羣らとともに明帝(曹叡)の補佐を遺嘱された。太和元年(227)、都督荊・豫州諸軍事に任ぜられた。蜀からの降将・孟達が再び蜀に寝返ると、速攻して新城を陥して孟達を斬った。関中を守備して、蜀の諸葛亮の北伐に対抗した。景初二年(238)、遼東の公孫淵を討って勢力を強めた。明帝の死後、侍中・都督中外諸軍事・録尚書事に上ったが、曹爽との権力闘争に敗れた。十年の雌伏ののちの嘉平元年(249)、曹爽一派をことごとく誅殺した。丞相に上り、魏王朝の専権を握った。のちの晋王朝の基礎を築いた。


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