王基

分類:三国志

王基

[wáng jī]

訳) 王基

部首:
画数:
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【名詞】 王基

王基(190~261)
  字は伯輿。東莱郡曲城の人。幼くして孤児となり、叔父の王翁に育てられた。琅邪に遊学し、鄭玄の学を受けた。魏の黄初年間に孝廉に挙げられ、郎中に任ぜられた。青州別駕・秘書郞を歴任した。司馬懿に抜擢されて中書侍郎となる。明帝のとき、曹爽に請われて従事中郞となり、安豊太守・討寇将軍をつとめた。曹爽が専横をふるうと、『時要論』を著して時世に警鐘を鳴らした。曹爽が司馬懿に誅殺されると、曹爽の属官だった経歴があったため罷免された。尚書として復活し、荊州刺史・揚烈将軍となって呉を攻めた。正元二年(255)、司馬師が毋丘倹・文欽を討つのに従い、前軍を率いて速戦して勝利した。鎮南将軍・豫州刺史に遷り、安楽郷侯に封ぜられた。甘露二年(257)、司馬昭に従い揚州・豫州の軍を率いて諸葛誕を討った。四年(259)、征南将軍・都督荊州諸軍事となった。呉の将の鄧由らが帰順を申し入れたが、疑念を持ち、受け入れなかった。『毛詩駁』。


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