通霊宝玉

分類:中国古典文学

通灵宝玉

[tōng líng bǎo yù]

訳) 通霊宝玉

部首:
画数:
7

【名詞】 通霊宝玉

賈宝玉が生まれた時に口に含んでいた五色の透き通った美しい玉(赤ん坊の口から怪しげな石が出てきたのにめでたい!珍しい!と喜んでいていいのでしょうか…)。雀の卵ほどの大きさで、茫茫大士の手による「莫失莫忘、仙寿恒昌」の8字が刻まれています。もちろん、大荒山は青埂峯のふもとに捨てられていた荒岩の仮の姿。
 宝玉はこれを常に頸から下げていましたが、婚儀前に紛失し、宝玉は白痴状態に陥ります。俗事の禍を避けるために茫茫大士が持ち去ったということですが、石頭記は「通霊玉が自分の目で見たもの」を記したはず。この間の記述は想像で書いたのでしょうか…


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