冷香丸
分類:中国古典文学
冷香丸
[lěng xiāng wán]
訳) 冷香丸
部首:
冫
画数:
5
【名詞】 冷香丸
宝釵の持病(熱病の一種で咳が出るらしい)の薬。茫茫大士が処方(海上方)を伝え、それは次のような気の遠くなるものでした(しかも他の薬が一切効かないそうですから厄介)。
「春咲きの白牡丹、夏咲きの百蓮、秋咲きの白芙蓉、冬咲きの白梅の花蕊を12両ずつ用意し、春分の日に日なたで乾し、粉薬と混ぜてひいておきます。雨水の日の雨、白露の日の露、霜降の日の霜、小雪の日の雪を12銭分ずつ集めた水を薬と混ぜます。12銭の蜂蜜と白砂糖を加えて丸薬にしてできあがり。甕に詰めて花の根元に埋めておきます」