怡紅院 

分類:中国古典文学

怡红院

[yí hóng yuàn]

訳) 怡紅院 

部首:
画数:
5

【名詞】 怡紅院 

Happy Red Court
 宝玉の住居。宝玉は「紅香緑玉」と名付けましたが、元春妃が「怡紅快緑」と改め、怡紅院の名を賜りました。
 「白壁の塀に囲まれ、緑の柳が垂れている門を入ると、その両側はどちらも遊廊に続き、庭には岩石が点々と配置してあります。こちらには数本の芭蕉、あちらには西府海棠が一本、傘のような格好で翠の糸を垂れ、丹砂のような真っ赤な花を咲かせています」(第17回)
 「院内には点々と庭石が配置され、芭蕉が植わり、鶴が二羽、松の木の下で羽づくろいをしています。廻り廊下には珍しい小鳥を入れた籠がずらりと懸けられています。正面は小さな五間の抱厦で、流行の模様を彫り込んだ格子窓になっており、上には大きく「怡紅快緑」と題した扁額が掲げられています」(第26回)


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