クロネコの帽子
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「双11」の物流混乱を避けるため、宅配便業界は数十万人もの臨時宅配員を高待遇で雇ったこともニュースになりました。今、中国では宅配便業者がどんどん増えています。中国の宅配トップ「順豊エクスプレス」のワン・ウェイ氏が昨年度、“中国の金持ちランキング”で4位に急浮上していることからも、中国の宅配業の勢いを知る事が出来ます。
2.教材では教えてくれない超短文 3.試験にでるかもしれない量詞 4.豆知識 中国のクロネコヤマト配送員が緑の帽子を被らないわけ 5.ミニテスト(HSK風簡単な模擬テスト) |
宅急便が届くと、「签个名吧!(サインして)」と言われます。手元にペンがなければ
配送員に貸してもらいましょう。
借 | 我 | 支 | 笔。 |
jiè | wǒ | zhī | bǐ。 |
訳) ペンを貸してください
「この“支”はなに?」と思う方がいるかもしれませんね。これは棒状のものを数える際の量詞で、本来「一支」(1本)であるべき“一”が省略されているのです。このように、会話中は量詞だけ残して“一”が省略されることが多く、例えば「给我打个电话」(電話してください)、「我给你倒杯水」(水を注いであげましょう)のようになります。では、なぜ“一”を省略して量詞だけ入れてくるのか・・・それは語呂がいいからでしょう。
宅配便のお兄さんに下のように言うと、少し堅苦しいかもしれませんが。
そんなとき中国語の教材のフレーズであれば――「どうか私に一本のペンを貸してください」
请 | 借给 | 我 | 一 | 支 | 笔。 |
qǐng | jiè gěi | wǒ | yī | zhī | bǐ。 |
訳) どうか私に一本のペンを貸してください。
みなさんの手元にある教材では上記のようになっているはず。
しかし、実際の会話でこんなに長々と話すことはありません。
実際の会話は、「ペンを貸してください」、これだけで通じてしまうのです。
試験に出やすい量詞があります。例えば「把、条、件、封、双、对、片、块、遍」など。
過去の試験問題を数年分解くとその傾向がわかるので、試験を受ける方は集中的に覚えましょう。
まずは、規則性のある量詞を覚えましょう。手袋、箸、靴下など“対になっているもの”は・・・
一 | 双 | 筷子。 |
yī | shuāng | kuài zi。 |
訳) (1セットの)箸。
そして「日本人にとって規則性がわかりにくい量詞」も、試験に出る確率が高いように思います。
塊を表す量詞だと言うのですが・・・腕時計はカタマリ?
一块 | 手表。 |
yī kuài | shǒu biǎo。 |
訳) (ひとつの)腕時計。
一応ルールを覚えれば答えられる中国語の量詞ですが、日本人にとってわかりにくいものもあります。例えば「菜(料理)」の量詞はなんだと思いますか?答えは「道」。「一道菜」
(一品の料理)。このように特別に覚えなければいけない量詞もたくさんあるのです。
日本の宅急便企業も中国に進出しています。例えばクロネコヤマトや佐川急便がそうです。中国でも、日本式のサービスはなかなか好評を得ているそうです。
さて、日本式サービスをそのまま中国に持ち込んだクロネコヤマトですが、中国では宅配員はあのトレードマークの緑の帽子をかぶっていません。しかし、それにはれっきとした理由があるのです。中国には「戴绿帽子」という言葉があり、「妻を他人に寝とられる」という意味なのです!そこで中国人宅配員はベージュの帽子をかぶって荷物を運んでいるのです。素敵な緑のニットキャップをみつけても、中国の友達にプレゼントしないようにしましょう。彼は絶対に被らないどころか、逆に怒ってしまうかもしれません!
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