分類:基本会話
[de]
訳) の
【助詞】 の
的de
☆ポイントのまとめ
1“的”+名詞の形で,名詞を修飾する.(1)
2“的”が名詞の代わりをする.…の.(2)
3“的”が述語になる.
1)“是的”の形で述語になる.(3)[a] 2)“的”が単独で述語になる.(3)[b]
4動詞+“得”+形容詞・4字句+“的”の形で,動作の結果や状態を表す.(4)
5文末に用い,肯定や已然を表す.(5)
6“你的主席”(君が議長だ)のように,人+“的”+職務・身分の形で,人がある役割を担うことを表す.(7)
7“生我的气”(私に腹を立てる)のように,動詞+人+“的”+目的語の形で,人が動作の対象であることを表す.(8)
8動詞+“的”+目的語の形で,動作の主語・目的語・時・場所・方法などを強調する.(9)
9“大星期天的,”(せっかくの日曜日なのに…)のように,文頭の句に付けて,原因・状況などを強調する.(10)
10並列する語句に付ける.…とか…とか.(11)
〔助詞〕
(1)〔接続詞・助詞・感嘆詞以外の語や句の後につけて名詞の修飾語をつくる〕
【例】军队~生活/軍隊の生活.
【例】图书馆~杂志/図書館の雑誌.
【例】唱~人/歌う人.
【例】调查~对象/調査の対象.
【例】敏捷mǐnjié~动作/すばしこい動作.
【例】幸福~家庭/幸せな家庭.
【例】历来~习惯xíguàn/従来からの習慣.
【例】暂时zànshí~困难/一時の困難.
【例】一贯yīguàn~主张/一貫した主張.
【例】对政策zhèngcè~看法/政策に対する見方.
【例】关于台风~知识/台風に関する知識.
【例】嗒嗒dādā~马蹄声mǎtíshēng/ぱかぱかというひづめの音.
【例】轰hōng~一声炮响/ずどんと1発の砲声.
【例】他送来~皮包/彼が届けてきたかばん.
【例】农业发展~方针/農業発展の方針.
【例】糟糕zāogāo透顶~方案/まるでなっていない計画.
【注意】所属関係を表す“的”は1910年代から30年代のころには“底”と書かれたが,現在では“的”に統一された.
【例】我~父亲/私の父.
【例】民族~自豪zìháo/民族の誇り.
【例】中国~少数民族/中国の少数民族.
(2)〔“的”が名詞の代わりをする〕…の.
【例】我的笔忘带了,借你~使使/私のペンは忘れてきたので,君のを使わせてくれ.
【例】去参观~在门口集合/見学に行く人は入り口に集合のこと.
【注意】修飾を受ける名詞が文脈ではっきりわかる場合,“的”が被修飾語を含む全体の代わりをする.ただし,この代替には次のようないくつかの規則がある.
{1}被修飾語が一般の人・物をさすときはこれを省くことができるが,呼称や抽象的な事物の場合は省くことができない.
【例】开会~(人)都到了吧/会議に出る人はみな到着しただろう.
【例】他~行李多,我~(行李)少/あの人の荷物は多いが,私の(荷物)は少ない.
【例】我们~老师比你们~老师年纪大些/私たちの先生はあなたがたの先生よりいくぶん年上だ.
【例】老王~意见明天去,我~意见今天就走/王さんの意見ではあす行くというのだが,私はきょうすぐ行くほうがよいと思う.
{2}修飾語が限定または分類を意味する場合は被修飾語を省くことができる.
【例】两个孩子,大~六岁,小~三岁/二人の子供のうち,大きいのは6歳,小さいのは3歳だ.(分類)
【例】问题很多,要解决最主要~/問題が多いので,最も重要なものを解決すべきだ.(分類)
【例】给你一朵红~(花儿)/君には赤いのを1輪あげる.(限定)
{3}修飾語が「動詞+“的”」の場合,被修飾語が動詞の主語または目的語になり得るときは,これを省くことができる.そうでない場合はできない.
【例】游泳~(人)很多/水泳をする人が非常に多い.
【例】过去~(事情)就不谈了/過ぎ去ったことはもう水に流そう.
【例】伴奏bànzòu~声音太大,唱~声音太小/伴奏のほうは音が大きすぎるが,歌声のほうは小さすぎる.
(3)〔“的”が述語になる〕
[a]“是的”の形で述語になる.
【例】书是他~/本は彼のものだ.
【例】生活是愉快~/生活は楽しい.
[b]“的”が単独で述語となる.
1)「名詞・代詞+“的”」が所属関係あるいは原料を表す場合.
【例】那支笔,谁~?/そのペンはだれのですか.
【例】那条围巾wéijīn人造丝~吧?/そのスカーフはレーヨンだね.
2)「形容詞+“的”」で形容詞が単音節の場合.
【例】这葡萄酸suān~/このブドウは酸っぱい.
【例】杯子里的酒满~/杯の中の酒はいっぱいだ.{形容詞が描写形の場合}
【例】井水凉冰冰~/井戸水が氷のように冷たい.
【例】眼睛水汪汪~/目がぱっちりとしている.
【例】屋子干干净净~/部屋がきれいにかたづけてある.{2音節形容詞の場合は前に“怪、挺tǐng、够”などの副詞やある種の助動詞を添える必要がある}
【例】你弟弟怪能干nénggàn~/君の弟はなかなかのやり手だ.
【例】心里挺高兴~/心中とてもうれしい.
【例】留学手续够难办~/留学の手続きはなかなか難しい.
【例】一会儿就会高兴~/少したてば楽しくなるよ.
3)「動詞・主述句+“的”」の場合.
【例】这本小说借来~/この小説は借りてきたのだ.
【例】车票我买~/切符は私が買った.
4)「四字句+“的”」の場合.
【例】屋子里乱七八糟zāo~/部屋の中がめちゃくちゃに散らかっている.
【例】大伙儿有说有笑~/みんなしゃべったり笑ったりしている.
(4)〔“的”が「動詞+“得”」の後に置かれ動作の結果としての状態を表す〕
[a]「形容詞+“的”」の場合.形容詞は,程度副詞の修飾語を伴ったものか,あるいは描写形形容詞に限られる.
【例】写得很清楚~/非常にきれいに書いてある.
【例】炉子烧得通红~/ストーブは赤々と燃えている.
【例】脸晒shài得黑黑~/顔が真っ黒に日焼けしている.
[b]「四字句+“的”」の場合.
【例】笑得前仰yǎng后合~/笑いこけている.
【例】搞得晕头yūntóu转向zhuànxiàng~/頑張って頭がくらくらするほどになった.
(5)〔文末に用い,次のようなニュアンスを表す〕
[a]肯定を表す.“的”を用いない文よりも判断を確認する気持ちが強い.
【例】他要去~/彼は必ず行く.(
【例】他要去/彼は行く.)
【例】我去过他家~/私は彼の家に行ったことがあるのです.(
【例】我去过他家/私は彼の家に行ったことがある.)
[b]已然(動作がすでに発生済みであること)を表す.次のように,文によっては“的”を用いなければ未然となる.
【例】我用圆珠笔写~/私はボールペンで書いた.(已然) (
【例】我用圆珠笔写/私はボールペンで書く.(未然))
【例】我们由北京出发~/われわれは北京から出発した.(已然) (
【例】我们由北京出发/われわれは北京から出発する.(未然))
(6)〔“的”がある種の人をさす〕
【例】男~/男の人.
【例】女~/女の人.
【例】送报~/新聞配達人.
【例】卖豆腐~/豆腐売り.
【例】我父亲和我母亲都是教书jiāoshū~/私の父も母も学校の教師です.
(7)〔人をさす名詞・代詞と職務・身分を表す名詞との間に“的”を用いた場合は,前者が後者の役割を果たすことを表す〕
【例】今天开会,你~主席/きょうの会議ではあなたが議長です.
【例】你到这儿来,谁~介绍人?/あなたがここに来られたのはどなたの紹介ですか.
【例】今天吃饭,我~东/きょうの食事は私がおごる.
(8)〔一部の動詞の目的語に,「人をさす名詞・代詞+“的”」を修飾語として加えたとき,その人が動作の対象であることを表す〕
【例】别生我~气/私に腹を立てるな.
【例】你是不是要告我~状zhuàng?/君は私を告訴するつもりか.
(9)〔動詞とその目的語の間に“的”を挿入して,すでに発生した動作の主語・目的語・時・場所・方法などを強調する〕
【例】(是)他买~票/切符を買ったのは彼だ.(主語の強調)
【例】回来(是)坐~飞机/帰りは飛行機に乗った.(目的語の強調)
【例】我(是)十一点离开~图书馆/私は11時に図書館から出た.(時を強調)
【例】你(是)在哪儿念~大学?/通った大学はどこですか.(場所の強調)
【例】我们(是)按规定做~处理/われわれは規定に照らして処理したのだ.(方法の強調)
(10)〔文頭の句の末尾に用い,原因・条件・状況などを強調する〕
【例】大星期天~,你怎么不出去玩儿呢?/せっかくの日曜日なのに,なぜ遊びに出かけないのですか.
【例】无缘无故~,你着zháo什么急?/わけもないのに,どうしていらいらするんだ.
【例】走啊走~,天色可就黑下来了/さんざん歩いているうちに,日がとうとう暮れかかってきた.
(11)〔並列した語句の後に用い,「…といった類」の意味を表す〕
【例】钳子qiánzi,改锥gǎizhuī~,放在这个背包bēibāo里/ペンチとかドライバーはこのリュックに入れる.
【例】破铜烂铁làntiě~,他捡jiǎn来一满筐kuāng/彼は銅のかけらやらくず鉄やらをかごいっぱいに拾ってきた.
(12)〔話し言葉で,二つの数量詞の間に用い,足し算か掛け算であることを表す〕
【例】一块五~两块三,三块八/1元5角に2元3角で3元8角だ.
【例】三米~四米是十二平方米/3メートルに4メートルで12平方メートルだ.
【例】五平方米~四米合二十立方米/5平方メートル掛ける4メートルで都合20立方メートルだ.
(13)〔“A的A,B的B”の形で,“的”の前後に同じ動詞(句)や形容詞を当てはめて,並列を表す〕
【例】他写的字,大~大,小~小,不太整齐/彼の書いた字は,大小まちまちでそろっていない.
【例】大伙儿挖wā坑kēng~挖坑,栽zāi树~栽树,灌guàn水~灌水,不一会儿就种zhòng了三百棵kē/みんなで穴を掘るやら木を植えるやら水をやるやらして,またたく間に300本の木を植えた.
(14)〔連用修飾語を作る〕
【注意】得 de
【1】(2),(3)に相当する“de”を“的”で書き表した例もあるが,“得”とするのが正しい.
【異読】的 dí,dì
【熟語】似shì的,是的,伍wǔ的,有的,有的是,什么的,乍猛zhàměng的
【用法】“的”を用いる場合,用いない場合
{1}人称代詞の後に親族や所属機関がくるとき,“的”はしばしば省略される.
【例】我妈/私のおかあさん.
【例】他姐姐/彼のお姉さん.
【例】我们学校/私(たち)の学校.
{2}熟語化している表現では“的”を用いない.
【例】音乐老师/音楽教師.
【例】制药厂/製薬工場.
【例】流动资金/流動資金.
【例】绝对真理/絶対的真理.
{3}属性を示す単音節形容詞の後には通常“的”を用いない.
【例】一朵duǒ红花/1輪の赤い花.
【例】这是一个新问题/これは新しい問題だ.
【例】给他那朵红~花/彼にその赤い花をやりなさい.
【例】旧~问题解决了,又会出现新~问题/古い問題が解決されたら,また新しい問題が出てくることがある.
{4}特別な意味をもたせた修飾語には単音節語でも必ず“的”を用いる.
【例】铁~纪律jìlǜ/鉄の規律;きわめて厳格な規律.
【例】血xuè~教训jiàoxun/血の教訓;血であがなわれた教訓.
{5}常用される組み合わせでは“的”を省くことができる.
【例】通俗(的)语言/わかりやすい言葉.
【例】幸福(的)生活/幸せな生活.
【例】他(的)家/彼の家.
【例】驾驶jiàshǐ(的)技术/運転技術.