分類:基本会話
[duō]
訳) どれくらい~
【副詞】 どれくらい~
多duō
☆ポイントのまとめ
1多い.たくさん.【1】‐(1)
2余る.余計な.【1】‐(2),(3)
3(数量詞の後につけ)…余り.【1】‐(4)
4〔形容詞+“得”+“多”や形容詞+“多”+“了”の形で〕ずっと…だ.【1】‐(5)
5副詞:“多大”“多高”など疑問表現に用いる.【2】‐(1)
6感嘆文に用いる.なんと…だ.【2】‐(2)
7任意の程度を表す.どんなに…でも.【2】‐(3)
【1】
(1)
(【反義】少shǎo)多い.たくさんである.
【例】人很~/人が多い.
【例】菜~吃不了/料理が多くて食べきれない.
【例】很~(的)人/たくさんの人.
【例】好~(的)缺点quēdiǎn/とても多くの欠点.
【例】这么~(的)钱/こんなにたくさんのお金.
【例】你不用~说,他都知道/多く話すには及びません,彼はすべて知っています.
【例】请~坐会儿/どうぞゆっくりしていってください.
【例】请你~~帮助/どうか大いに力を貸してください.
【例】他~吃了一个/彼は一つ余計に食べた.
【例】我在那里~住了几天/私はそこでの滞在を数日間延ばした.
【例】你找的钱给~了/おつりが多いですよ.
【注意】単独で名詞を修飾するのは,“多年”(長年),“多才多艺”(多芸多才)のような固定表現のみで,一般には他の修飾語を伴ってはじめて名詞を修飾できる.その場合,助詞の“的”はあってもなくてもよい.“请您~~指教”(どうかご指導をよろしく)のように動詞の修飾語となるとき,あいさつ言葉では重ね型を用いることも少なくない.
(2)(一定の数量と比較して)余る,多い.
【例】~了十来个人/10人ばかり余った.
【例】这首诗~了一个字/この詩は1字字余りだ.
(3)余計な;不必要な.
【例】→~嘴.
【例】→~事.
(4)(数量詞の後につけて)…余り.
【例】五十~岁/50歳余り.
【例】一个~月/1か月余り.
【例】两米~高/2メートル余りの高さ.
(5)〔「形容詞+“得”+“多”」あるいは「形容詞+“多”+“了”」の形で,比較の結果差が大きいことを表す〕ずっと.はるかに.
【例】病人今天好~了/病人はきょうはずっとよくなった.
【例】英语,他比我强~了/英語は彼は私よりもずっとうまい.
【例】这样摆bǎi好看得~/こういうふうに置くとずっとよくうつる.
(6)〈音〉(7音階の)ド.
(7)〈姓〉多(た)・トゥオ.
【注意】
{1}2けた以上の整数につくとき,“多”はその整数の次の(下位の)けたを表す.
【例】二十~封信/20数通の手紙.
【例】一百~人/百数十人.
【例】二百~米深/200メートル余りの深さ.
{2}数が10で,量詞が度量衡を表すものである場合,“多”が量詞の前と後とでは意味に大きな違いがある.
【例】十~斤jīn白糖(=十几斤白糖)/10数“斤”の砂糖.
【例】十斤~白糖(=不到十一斤白糖)/10“斤”以上,11“斤”未満の砂糖.10“斤”と少しばかりの砂糖.
【2】〔副詞〕
(1)〔疑問文に用いて程度・数量を問う〕どれだけ.どれほど.
【例】那个老大爷(有)~大年纪了?/あのおじいさんはどれくらいのお年ですか.
【例】你知道万里长城(有)~长?/万里の長城の長さはどれくらいか知っていますか.
【注意】多くは“大、高、长cháng、远yuǎn、粗cū、宽kuān、厚hòu”などのようなプラスの方向の意味をもつ単音節形容詞の前に用いる.“多”の前に“有”を置くこともある.
(2)〔感嘆文に用い,程度の甚だしいことを表す〕なんと.なんという.どんなに.
【例】~好!/なんとすばらしいことか.
【例】这个问题~不简单哪!/この問題はなんて複雑なんだろう.
【例】看她~精神jīngshen!/彼女はなんと元気なことか.
(3)〔任意の程度をさす〕いくら.どんなに.
【例】游yóu了没~远,他就累了/いくらも泳がないうちに,彼はもう疲れてしまった.
【例】这套tào家具要~好有~好/この家具はこの上なくすばらしい.
【例】给我一根绳子shéngzi,~长都行/どんな長さでもいいから縄を1本くれ.
【例】无论山有~高,路有~陡dǒu,他总是zǒngshì走在前面/山がどんなに高くても,道がどんなに険しくても,彼はいつも先頭になって歩いていた.
【熟語】大多,繁fán多,几多,居jū多,许多,至zhì多,众zhòng多,诸zhū多
【成語】见多识shí广,好事多磨mó,足智多谋móu,夜长梦mèng多,粥zhōu少僧sēng多